ミュージシャンにも便利な Amazon Echo

ミュージシャンにも便利な Amazon Echo(Alexa スキル)

最近では、テレビ番組やCMでも目にすることが多くなったスマートスピーカー。実際に使ってみると、音楽の再生やタイマー、外出先までの経路確認など、声だけでいろいろなことを実現できるのはかなり便利です。家電リモコンを使用すれば、テレビ、照明、エアコンなどを操作することもできます。

自宅ではAmazon Echo Dotを使用していますが、楽器演奏に役立つ機能も提供されています。

Amazon Echo の追加機能:Alexa スキル

Amazon が販売するスマートスピーカー Amazon Echo には、Alexa スキルと呼ばれる追加機能が提供されており、スマートフォンの Amazon Alexa アプリから簡単に有効化することができます。

各スキルは基本的に無料
2019.05.31にはAlexaスキルを収益化するためのスキル内課金機能の提供が開始されたので、今後高度な有料スキルも増えていくかと思います。

Amazonのページに多数の Alexa スキルが掲載されているので、好みのものを探してみてください。

Alexa スキル 一覧

また、Alexa ブループリントというサービスを使用すれば、簡単な手順で自分だけの Alexa スキルを作ることもできます。

Alexa ブループリント

ミュージシャンのための Alexa スキル

Alexa スキルの中にはミュージシャン向けのスキルも存在します。
チューナーやメトロノームを声で起動することができるので、楽器を抱えたままでも使用可能。Amazonさのサイト上に掲載されている説明文とともにご紹介します。

ギターマガジンチューナー

ギターマガジンチューナー

ギター・マガジン(リットーミュージック社)が提供するギターチューナー。

ギター・マガジン謹製の音声認識ギターチューナーは、6弦ギターの各弦(E、A、D、G、B、E)の音を聴いて、ギターをチューニングすることができます。Amazon Echoに「アレクサ、ギターチューナーを開いて」と話しかけたら、「6弦」や「E」などと話しかけてください。各弦につき4秒間、5回繰り返します。

ベースマガジンチューナー

ベースマガジンチューナー

ベース・マガジン(リットーミュージック社)が提供するベースチューナー。

ベース・マガジン謹製の音声認識ベースチューナーは、4弦ギターの各弦(E、A、D、G)の音を聴いて、ベースをチューニングすることができます。Amazon Echoに「アレクサ、ベースチューナーを開いて」と話しかけたら、「4弦」や「E」などと話しかけてください。各弦につき4秒間、5回繰り返します。

ウクレレチューナー

ウクレレチューナー

ウクレレチューナー は声だけでウクレレのチューニングをするためのスキルです。
「アレクサ、 ウクレレチューナー を開いて」と言ってスキルを呼び出してください。

「4番弦を鳴らして」や「下から2番目の弦を鳴らして」または「全部の弦を鳴らして」というふうに「〜を鳴らして」と言って鳴らす弦を指定します。Low G弦の場合には「ローGを鳴らして」、High G弦の場合には「ハイGを鳴らして」と指定してもOKです。
チューニングが終わったら「チューニング完了」で終了です。

クリックビート

カスタマーレビューにも「死にかけのセミみたいな音」と記載されていましたが、音がかなり特殊です。メトロノームとして使えるレベルではないですが、まだスキル数が少ない時期に公開されたものとして紹介しておきます。

クリックビートは、楽器練習用のメトロノームスキルです。
クリック音に合わせて、楽器演奏をお楽しみいただけます。

ご利用にあたり、アカウントリンク等による個人情報のご登録はご必要ございません。

シンプルメトロノーム

シンプルメトロノーム

テンポと拍子を設定可能。上記の「クリックビート」を使った後だとかなり便利に感じます。

シンプルメトロノームは、楽器練習用のシンプルなメトロノームスキルです。
テンポと拍子を指定してクリック音を再生することができます。

■機能
下記の条件でクリック音を再生します。
テンポ:30 〜 300、拍子:1 〜 7、再生時間:10分間

■使用方法
「アレクサ、シンプルメトロノームを開いて」
「アレクサ、シンプルメトロノームでテンポ120で4拍子のクリックスタート」

コード辞典

ギターコード名を話しかけるとコードの構成音をお伝えします。
現在の対応コードは、以下のようなトライアド、7th、add9、sus4、dim、augです。

ギタースケール辞典

ギタースケール名を話しかけるとスケールの構成音をお伝えします。
現在の対応スケールは以下の90種類です。
省略

上記のものを実際に使ってみましたが、スマートフォンアプリ等と比べても機能的にかなり劣ります。

とはいえ、楽器を持った(両手がふさがった)状態でメトロノームやチューナーを使用できるのは便利なため、今後のスマートスピーカーの普及とともによりよいものが公開されればよいなと期待しています。