AIによる自動作曲サービス Amper Music

AIで自動作曲 Amper Music
https://www.ampermusic.com

Amper Music は、AIによる無料自動作曲サービスです。

好みのスタイル、ムード、楽器編成、テンポ、再生時間、キーなどを設定すれば、数秒で楽曲が完成。完成した楽曲は、個人・非商用利用に限り著作権使用料無料(ロイヤリティフリー)で使用でき、MP3またはWAV形式でダウンロード可能です。

目次
  1. どんな楽曲ができるのか?
  2. 簡単な手順で楽曲を制作
    1. アカウント作成
    2. プロジェクトの作成
    3. バージョンの選択
    4. スタイルの選択
    5. ムードの選択
    6. 再生時間の指定
    7. 作曲開始
    8. 作曲完了
    9. 設定の変更
    10. MP3 / WAV 形式でダウンロード
  3. Proバージョンでより細かい設定を
    1. リージョンの追加
    2. リージョンの終端設定
    3. 複数リージョンのマッチ
    4. アクセントの追加
    5. 動画の追加
    6. タイムラインと履歴
  4. API
  5. Amper Music を使ってみて

どんな楽曲ができるのか?

Amper Music は、AIによって自動的に作曲できるWebサービスです。

Amper Music によって作曲された楽曲がSOUNDCLOUD上に公開されているので、どのような曲を作ることができるか、まずは聴いてみてください。

簡単な手順で楽曲を制作

Amper Music では、簡単な手順に従って操作を進めるだけで楽曲制作が可能です。

スタイルムード再生時間などを指定するだけで、オリジナルの楽曲ができあがります。

以下の手順をご覧いただき、実際に作曲してみてください。

アカウント作成

Amper Music を使うには、まずアカウントの作成が必要です。

メインビジュアル中央または画面右上の「ACCESS BETA」をクリックすると以下の画面となります。各欄を入力後「SUBMIT」ボタンをクリックしてください。

アカウント作成

アカウント作成が完了すると、チュートリアル形式での作曲手順の説明が始まります。

画面の指示に従って、楽曲を制作してみましょう。

プロジェクトの作成

Amper Music ではプロジェクトという単位で楽曲を管理します。1プロジェクト = 1楽曲 ですね。

以下の画面が表示されたら「Create New Project」をクリックします。

プロジェクト作成

バージョンの選択

プロジェクトのバージョンを選択します。SimpleProのいずれかを選択してください。

Simpleを選択すると簡単な手順で作曲が可能。Proではより細かく楽曲の設定を行うことができます。

まずは作曲の流れを把握してほしいので、今回は「Simple」を選択してください。

バージョンの選択

スタイルの選択

楽曲のスタイルを選択します。

以下の4種から、好きなスタイルを選択してください。

スタイルの選択

ムードの選択

次に楽曲のムードを選択します。

Happy、Exciting など、希望する曲調を指定してください。

ムードの選択

再生時間の指定

最後に、制作する楽曲の再生時間を指定します。

再生時間の指定

作曲開始

再生時間の指定画面で「RENDER MUSIC」ボタンをクリックすると、以下の画面となり作曲(レンダリング)が開始されます。

レンダリング開始

作曲完了

作曲が開始され数秒待てば以下の画面となり、作曲完了です。

画面嬢には作曲された波形が表示され、画面中央の三角ボタンをクリックすると完成した楽曲を再生することができます。

レンダリング完了

設定の変更

画面左側のイコライザーのようなアイコンをクリックすると、完成した楽曲の細かい設定を変更することができます。

設定の変更

上記のアイコンクリック後、以下のようjな「Editing」画面が表示され、これまでの手順で選択した、ムードスタイル再生時間に加え、楽器(INSTRUMENTATION)テンポ(TEMPO)キー(KEY)を変更することも可能となります。

設定の変更

この画面は楽器(INSTRUMENTATION)を変更する際の画面ですが、曲を制作する際の楽器の編成を指定することができます。

設定を変更した場合、再度レンダリング(RENDERING)してください。

MP3 / WAV 形式でダウンロード

画面右側の「下向きの矢印」のアイコンをクリックすると「DOWNLOAD MUSIC」画面が表示されます。

作成した楽曲をMP3またはWAVのいずれかの形式で、ファイルとしてダウンロードすることができます。

MP3 / WAV でダウンロード

画面左上の「<」をクリックしてみてください。

楽曲一覧表示

以下のような楽曲一覧が表示されます。

この一覧では、各楽曲の編集やダウンロードが可能。画面右上の「Create New Project」をクリックすると新規にプロジェクトを作成することができ、画面下部の「Re-activate Tutorial Mode」をクリックすると、再度チュートリアル を見ることができます。

楽曲一覧表示

チュートリアルを開始すると、以下の画面のようにふきだしで操作の説明がが表示されます。英語ですが。

チュートリアル開始

Proバージョンでより細かい設定を

上記の手順では「Simple」バージョンで楽曲を製作しました。「Pro」バージョンを選択すれば、より細かい設定が可能です。

楽曲一覧画面右上の「Create New Project」をクリックし「Pro」を選択してください。

Proを選択

リージョンの追加

「Pro」を選択すると以下の画面となります。

うっすら「EMPTY TIMELINE」と書いてある画面中央のエリアがタイムラインです。

Pro初期画面

タイムラインの任意の箇所をクリックするとリージョンと呼ばれる枠(以下の黄色の枠)が追加されます。

リージョンの追加

Proでは、このリージョンをタイムラインに複数追加できます。各リージョンをクリックすると以下の画面となり、ムード、スタイル、楽器編成、テンポ、再生時間、キーを設定可能。より複雑な楽曲を作成することができます。

リージョンの詳細設定

リージョンの終端設定

タイムラインの一番最後(右側)のリージョンについては、エンディングの設定が可能です。

リージョン右側のピンクのハンドルをドラッグすると「Ending」の範囲を拡大・縮小することができます。

このEndingで指定した範囲に従って楽曲は終了に向かいます。

リージョン Ending

リージョンの右側に他のリージョンがある場合、ピンクのエリアは「Ending」ではなく「Transition」という記載となります。

この「Transition」、次のリージョンへの移行のための範囲設定かと思いますが、Transition の範囲を拡大・縮小しても違いがよくわかりませんでした。

リージョン Transition

複数リージョンのマッチ

画面左上の四角形のアイコンをクリックすると、選択したリージョンの楽器、ハーモニー、リズム、テンポを、他のリージョンとあわせることができます。

マッチ

アクセントの追加

タイムライン下部のエリアをクリックすると、タムやシンバルなどのアクセント音を追加することができます。

アクセント追加

このエリアをクリックすると、左側に「Accents」画面が表示されます。希望のアクセント音を選択してください。

アクセント選択

追加が完了すると、タイムラインとタイムライン下部に紫色でアクセントが表示されます。

アクセント追加完了

動画の追加

画面右側のフィルムアイコンをクリックすると、Amper Music に動画を追加することができます。

動画の追加

追加したい動画を中央のフィルムアイコンのエリアにドラッグ&ドロップするか「brows for it」から選択すると、画面上に追加した動画が表示されます。

動画を見ながら動画にあった楽曲設定をすることができ、動画のBGM作成などの際に便利です。

追加できる動画形式は、MP4M4VWEBMの3種。MP3WAVの音声ファイルも追加することができます。

動画の追加完了

タイムラインと履歴

画面右上には2つのアイコンが並んでいます。これらのアイコンをクリックするとタイムライン画面と履歴画面を見ることができます。

タイムラインと履歴

タイムライン画面には、タイムライン上のリージョン一覧が表示されます。

タイムライン

履歴画面には、これまでの操作の履歴が一覧表示されます。任意の履歴をクリックするとプロジェクトをその状態に戻すことができます。

履歴

API

Amper Music ではAPIも公開されています。

APIによて、アプリ/ソフトウェアなどに Amper Music の作曲機能を組み込むことができます。

API

以下のURLで API のドキュメントが公開されています。興味のあるかたは見てみてください。

https://docs.ampermusic.com/jimmy/

Amper Music を使ってみて

Amper Musci で実際に楽曲を作ってみましたが、特にメロディが弱く曲によってはカラオケトラックを聞いてるような印象。動画などのBGMとしては使いやすいかもしれません。

まだ「BETA」ですが、2017年3月には資金調達のニュースも出ており、今後の展開に期待したいと思います。