Probe は、Webブラウザ上でMP3やWAVなどの音声ファイルを編集することができる、HTMLベースの無料オンラインオーディオエディターです。
2016年12月、オンラインDTMアプリで有名なaudiotool.comからリリースされました。
パソコンのマイクでの録音、オシレーターによる波形生成も可能。フェードイン、フェードアウト、グラフィックイコライザーなど、8種のエフェクトも搭載されています。
音声ファイルの読み込み
Probeで読み込めるファイル形式はWAV, AIF, MP3, OGGの4種。
Probe起動直後の画面の「Browse」ボタンをクリック、または、画面上部のメニュー「File」>「Browse」を選択後、編集したいファイルを選択してください。
マイクで録音
Probeでは、MP3、WAVなどの音声ファイルの読み込みだけでなく、パソコンのマイクでの録音も可能です。
Probe起動直後の画面の「Record」ボタンをクリック、または、画面上部のメニュー「File」>「Record」を選択してください。
以下の画面の赤丸をクリックするとマイクでの録音が開始されます。
オシレーターで波形生成
画面上部のメニュー「File」>「Generate Tone」を選択すると以下の画面が表示されます。
本画面では、以下の4種の波形を生成することができます。
- sine(サイン波)
- sawthooth(ノコギリ波)
- square(矩形波)
- triangle(三角波)
波形の再生・編集
波形の再生
読み込んだMP3やWAVファイルなどの音声ファイル、録音/生成した波形は、画面上部のボタンで再生することができます。
以下のループボタンをONにすれば、波形全体や選択範囲を繰り返し再生することができます。
波形の編集
画面上部のメニュー「Edit」やショートカットから以下のような編集が可能です。
- Selection
- 読み込んだ波形の任意の部分をマウスでドラッグすれば、該当部分を選択することができます。(選択された部分はオレンジ色になります。)これに加え、「Edit」メニューにもいくつか選択のためのオプションが用意されています。
- Copy
- 選択部分のコピー
- Cut
- 選択部分のコピー&削除
- Paste
- CopyまたはCutした波形の貼り付け
- Crop
- 選択部分以外を削除
- Trim Silence
-
無音部分の削除。読み込んだ波形の先頭と末尾について、指定した音量(dB/デシベル)以下の部分があれば削除します。
- Delete
- 選択部分の削除
- Resample
- サンプルレートを変更することができます。入力欄に希望のサンプルレートを入力し「Ressample」ボタンをクリックしてください。
その他の設定
画面上部の以下のツールバーでは、テンポ(bpm)、拍数、メトロノームの設定などを変更することができます。
エフェクト
Probeには8種のエフェクトが用意されています。エフェクトを適用したい部分の波形を選択後、画面上部のメニュー「File」>「Effects」から希望のエフェクトを指定してください。
8種のエフェクトのうち以下3種については設定画面が用意されています。
- Amplify
- Graphic EQ
- Impulse Response
波形の出力
編集した波形は、画面上部のメニュー「File」>「Export(波形全体)」または「Export Slection(選択範囲のみ)」からWAV(16bitまたは32bit)形式のファイルで出力することができます。
「Audiotool Cloud」というメニューを選択すれば、開発元が提供する無料オンラインDTMアプリ(無料のオンライン音楽制作スタジオ)Audiotool 上で「編集した波形」を使えるようになります。